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【記事】その目の先に見えるものは。

2006/03/19

ライン脇に立つOBコーチもTシャツ姿が目立つようになり、いよいよ春の到来を感じた日曜日のグラウンド。八王子中央大学グラウンドでは、シーズンに入って初の「合わせ」が実施された。オフェンス・ディフェンスそれぞれの選手・コーチが見守る中、これまでの1ヶ月準備してきたものをここぞとばかりに爆発させた。

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<スクリメージ前のディフェンスハドル>

 

今までポジション練習ばかりの日々が続いていたからか、選手達の目は期待と不安で、普段よりも更に血走っていた。

 

4月から社会人一年目の昨主将高橋(甲大)は久しぶりに中大グラウンドの地を踏んだ。活き活きと練習に取り組む選手・スタッフ達を見て、

「やっぱりいいですね。あんなに楽しそうに。うらやましいです。」
と呟いた。昨年は一昨年と比べてしまうと戦績は落ちた結果にはなったが、それでも、高橋等の功績は大きい。

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<左から高橋甲大(昨主将)、常盤(HC)、波多野(DC)>

 

思い返せば、高橋が未だ4年の主将任命時、そうちょうど昨年の今の時期であった。
「どんなチームがいいのか?みんな俺についてきてくれるのか?」
と毎朝、毎晩葛藤があったことを思い出す。それでも、皆の前では強い姿を『魅せて』、チームを引率しなければならない。毎日が苦悩の日々であったと思う。それから一年後の今日、高橋の顔は何かの呪縛から解き放たれたかの如く、爽やかだった。『一皮向けた』という言葉がぴったりの、人間的な成長を感じさせられた。

 

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<オフェンスキャプテンRB宮幸>

 

サイドライン際、オフェンスリーダーの宮幸がオフェンスを見つめる。今年のオフェンスのユニットスローガンは「NEW」。今までの経験を土台にし、それに新たな取り組みを加えて、新しいオフェンススタイルを構築していく、というのがその意味だ。

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<WR 渡辺>

 

昨年オフェンスは「DRIVE」を掲げ、GAINを重ねていったがトータルヤード数に比べ、得点力が低いという背景があった。DRIVEするだけでは勝てない。ロングゲインが必要。という分析の結果をもとに、今年はどんなディフェンスにも対応し、効率よくロングゲインできるオフェンスを目指している。

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<スクリメージ中のRB宮幸>

 

2006年ラクーンズの初戦まであとわずか。

 

全力でまずは目の前の勝負にこだわり、一勝をものにする。

 

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<練習最後のイベント。フィールドゴールトライを決めるDB/Kの比嘉>

 

 

<記事/写真:石坂政一>